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トピックス「旅に出よう!:スイスへ(その2)」

 ■ こんなこともあるんだ?! ■

 ユングフラウ・ヨッホでのことである。スイスは日本からの観光客も多く、ここユングフラウ・ヨッホも例外ではない。私のように個人で旅行している人もいれば、ツアーで回っている人もいる。数としては日本人が圧倒的に多いと思われるが、中国語を話している人もいるので台湾や香港あたりからきている人にもたまに出くわしたりする。

 それで、外に出て「寒い!寒い!」と言いながらもユングフラウ・ヨッホからの景色を楽しんでいた時のことである。眼鏡をかけたアジア系の男性がしきりにアルプスの峰々の写真を撮っていた。何となくだが「台湾か香港から人だな」くらいで、最初は特に気に掛けていたわけではなかった。

 ただ、私の回りをせわしなく動いてシャッターをしきりにバチバチときっていたので、「せわしないヤツだな!」と少し彼の方に視線を送るようになっていった。彼もそれに気が付いたのか、同じようにこちらに視線をってきて、少しずつ目が合うようになった。

 「なんかどこかで見かけたような顔だな?!」と少し近づいていくと、向こうもこちらの顔をよく見ようと歩み寄って来るではなか。「あれっ!」とよくよく見てみると、向こうも「おっ!」という表情になり、お互いに指の差し合って「なんだよ!お前か!」と大きな声を同時に発してしまったのである。

 何と偶然にも、もうものすごい偶然なのだが、彼は高校の時の同級生だったのである。まさかこんなところで再会するとは夢にも思わなかった。高校時代はそれほど親しくしていたわけでもなかったのに…。

 それで聞くところによると、彼はスウェーデンに最初に入ったとのこと。 その理由は、今の若い子は知らない人も多いと思うが、当時はスウェーデンの「アバ」というグループの歌が日本というよりは世界中で人気になっていた。私もよく「チキチ~タ、ホニャララララ(この辺の歌詞がよく分からないのでいつも鼻歌になる)♪」口ずさんだものである。

 で、彼は日本のファンクラブの会長をしていて、わざわざスウェーデンまでファンからのプレゼントを届けに行ったとのことである。ご苦労様である。

 小一時間ほど話をして「じゃあ、また日本で!」と別れを告げたが、それ以来彼には合っていないような気がする。これが女性であれば、また違う結果になったのかもしれないが…。

 

 

 

■ 恥ずかしいから止めてほしい! ■

 2,3年ほど前になるであろうか。テレビのニュースで「日本人の女子大生がイタリアに研修旅行に行った際に、世界遺産に登録されている大聖堂に落書きをしたのが学校関係者にバレてしまい、その謝罪に再びイタリアを訪れ泣きながら謝っている場面」を流していた。

 まあ、最初に落書きしたときは「来た記念に!」くらいのほんの軽い気持ちで書いたということは容易に想像ができる。きっと他にも落書きがあったに違いない。まさか自分たちのやってしまったことがこれほど大騒ぎになるなどとは夢にも思わなかったことであろう。

 記憶違いでなければ、確かユングフラウ・ヨッホの駅構内だったと思う。やはり落書きがすごかった。当時、このユングフラウ・ヨッホの駅構内は一部角材の骨組が露出したままになっている部分があった。いわゆる、家屋の新築工事の棟上げ式が行われるときのように枠組みが露出していた。

 その角材が格好の落書きのキャンバスと化していたのである。落書きのない角材はないといってよいほど全ての角材は落書きで埋め尽くされていた。

 で、特に私が日本人だからかもしれないが、日本語の特に漢字やひらがなの落書きは非常に目立つ。アルファベットであれば、それが英語であろうとスペン語であろうと、どこの国の言葉かはよっぽど注意して読まない限りは分からないのだが、漢字やひらがななどは一発である。

 「どれどれ」と角材を見ると「○年○月○日~参上」とか「スイス大好き!東京都~」などの日本語の落書きがすぐに目に入ってくる。そして、一番多いのは相々傘だったように記憶している。

 いずれにしても「恥ずかしいから本当に止めてほしい!」と言いたい。「若いから」で許される問題ではない。それが「世界遺産」となってくると泣きたくなってしまう…。これも結局、突き詰めると教育の問題だと思うのですが…。

 

■ ツェルマットへ ■

 アイガー、メンヒ、ユングフラウの三山に別れを告げ、ツェルマットへと移動した。ツェルマットはマッターホルンの麓にある町で、スイス屈指の山岳リゾート、アルプス観光の中心地の一つとしてその名が知られている。

 ここからケーブルカーや登山鉄道を利用したり、または徒歩でのハイキングコースなどもいろいろと整備されているので、アルプスの雄大な景色をそれぞれの目的に合わせて堪能することができる。

 クライン・マッターホルン:眼前にマッターホルンの雄大な景色を眺めることができる。ツェルマットからケーブルカーなどを2回乗り継ぐ。

 

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