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日記「死ぬのはガンに限る」

 

 毎日のように新聞の紙面の下部には書籍の広告が掲載されている。小説からハウツーものまでいろいろである。タイトルが少し気になっていたので「ふ~ん、こんな本もあるんだ」くらいに思っていた。たまたまテレビをつけると、その著者を紹介する番組があり、「面白そうだ!」と購入した次第である。

 「大往生したけりゃ医療とかかわるな(「自然死のすすめ」)」、著者は中村仁一、幻冬舎新書から出版されている。

 著者は大学の医学部を卒業してからずっと医師として医療に携わり、2000年からは特別養護老人ホームの常勤医をしている。そして、その特別養護老人ホームで、多くの老人の死を目にして、「死ぬのはガンに限る!」と悟ったようだ。

 

高齢になるとガンになるのは特別なことではない

 私たちの身体の中では、毎日のように正常な細胞がガン化しているが、免疫細胞がそれを破壊している。しかし、高齢になり免疫細胞の働きが衰え、ガン細胞の増殖を抑えられなくなりガンにかかってしまうのは、ある意味自然なことである。

治療は患者に苦痛を与えるだけである

 「ちょっとムカムカする」とか「お腹の調子が悪い」などのちょっとしたきっかけで病院に行き、検査をしてもらうとガンが見つかることがよくある。それに対して、抗ガン剤や放射線で治療することは、患者に苦痛を与え、生活の質(QOL)を落とすだけである。(高齢の場合)

「死」を前向きにとらえれば「生」が見えてくる

 私達日本人は、「死」とい言葉を使うのはなるべく避けようとしている。ただ、「死」は必ずやって来るもので、それを素直に受け止めれば「死」までの「生」が充実したものになる。

 

 著書の中で、「自然死」という言葉がたびたび使われているが、あまり普段は耳にしない言葉である。「逆に、機械的な死ってあるの…?」などと思ってしまうが、著者が言う「自然死」というのは、「死に時が来たら、無駄な延命治療などはしないで静かに見送ってやろう」というものだ。それは、特別養護老人ホームの常勤医として数々の死を見てきた経験によるもの。

 「ガンで死ぬ」というと、一見、痛みなどで苦しみながら死ぬように思われるが、「死に時が来たガン死」は痛みなどは伴わず、安らかに死んでいくということである。それを、「やれ、抗癌剤だ!やれ、放射線療法だ!などと無理やり治療をするので苦しみを伴う」というのが著者の持論である。

 無駄な延命治療をしなければ、食欲がなくなり、徐々にこん睡状態に陥り、最後には死に至る。つまり「自然死=餓死」と言っている。「その時は眠るように死んでいくので、苦痛などは一切なく、逆に心地よさに包まれている」とのこと。

 私も、「眠るように死ねたら最高だ!」などと思っている、今日この頃である。

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