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日記「死ぬのはガンに限る(その2)」

ちょうど1年くらい前であろうか。父親から「ちょっとムカムカするので病院に連れて行ってほしい」と言われた。私は、以前に、彼がそこの整形外科に通っていたことがある総合病院に連れて行った。もちろん、今回は内科を受診した。

 「一応、血液検査をしましょう」ということになり、血液検査をした結果、「赤血球の数が異常に少なく、基準値の半分しかない!」と、先生から言われてしまった次第である。

 つまり、「貧血」の状態にあるということ。最初、「貧血?」と首をかしげてしまわざるを得なかった。今まで、「立ちくらみ」などの貧血を表す代表的な症状は全く現れていなかったからである。もちろん、私は医学に対する知識など持ち合わせていないので、立ちくらみなどの症状が出なくても、十分に貧血ということもあり得るのだろうが…。

 先生曰く、「このままの数値では何が起こるか分からないので、入院をして貧血の原因を調べましょう」私は、「何が起こるか分からない」と言われれば、そこを「ちょっと待ってください」などと言う理由もなく、耳の遠い本人の耳元で「貧血だって。それで、入院して原因を調べた方がいいって!」と、本人から「えっ、何?」と聞き返されないようにゆっくりと大きな声で伝えると、父親は先生に向かって「はい、宜しくお願いします!」と言っている。そこで、急きょ、入院の手続きを取るために一人で実家に戻った。

 実家に戻ると、母親に入院しなければならない旨を告げ、入院に必要な着替えや歯ブラシなどの生活用品を用意してもらい、再び病院に向かった。書類に必要事項を記入して、正式に入院の手続きを取った。

 入院中に、胃カメラ、大腸カメラ、そしてMRIなどいろいろと検査をしたが原因は分からなかった。何日かして病院から「主治医が治療方針に関してお話したいことがあると言っています」と電話があり、「何だろう?」と少し不安を抱えながら病院に向かった。すると、主治医の先生から「数値の方が入院時よりも少し下がっているので輸血をしたいとのこと。そのために同意書にサインをしてほしい」と言われたので、もちろん「お願いします」とサインをした。

 それから2、3日して「ちょっとお知らせしたいことがある」と、再び電話があり病院に向かうと、(言われたことを正確に覚えているわけはないが…)「いろいろ検査はしたが、どれも異常はなく、貧血の原因は分かりません。でも、血液検査で、前立腺の腫瘍マーカーが異常な数値を示しているので、間違いなく悪性の腫瘍だと思います」と、先生から説明があった。

 「悪性の腫瘍」と聞いて、間違っても「ガーン!」などというリアクションはしなかった。「そうですか…」と、努めて平静を装っていた。

 主治医:「それで、泌尿器科の方で詳しく見てもらった方がいいです。」

   私:「はい。よろしくお願いします。」

 主治医:「いや、実は、当病院には泌尿器科はないんです。」

   私:「えっ、じゃあどうすれば…」

 主治医:「紹介状を書きますので、ご希望の病院はありますか?」

 私は、父親が、白内障の手術をして入院をしたり、やはり整形外科でお世話になった公立の総合病院があったので

   私:「~病院でお願いします。」

 主治医:「分かりました。~病院への紹介状を書きます。」

 2週間近くお世話になった病院は、その翌日には退院をし、その足で紹介状を書いてもらった公立の総合病院へ向かった次第である。 

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