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日記「一人に一個」

 自分自身では決してコレクターとは思っていないのだが、今まで購入したフラッシュライト、つまり懐中電灯の数は8個に上る。まあ、通常は一人でここまでは所有することはないことだろう。災害用に「一家に一個」などというケースが多いのではないのだろうか、でも、何となく増えていってしまた次第である。

 個人的には「一人に一個」は必要だと思っている。それも常日頃から携帯しておくに限る。「何か」のときにフラッシュライトを持ち歩いていれば役に立つ。

 私の場合、以下のようなことで役に立った。

 

■ 自転車のライトが切れたとき ■

 今はLEDのライトを使用しているのでそう簡単に寿命を迎えることはないと思うが、それ以前は通常の豆電球を用いていたので、ときどき切れることがあった。そのようなときにフラッシュライトは代用になる。

 

■ 夜、落し物を探す時 ■

 夜道などを歩いていて何か落し物を探す時にはフラッシュライトは強い味方となる。私自身が落し物をしたわけではないが、ある女性が暗い道で何かを探しているようだったので、聞いてみると「イヤリングを落としてしまって…」とのこと。いくら街灯があっても、小さなものを落としたときにはあまり頼りにならない。私は、背負っているデイパックからすかさずフラッシュライトを取り出し、道を照らすとすぐに見つかった。

 

■ 少し離れている相手への合図に ■

 家族の一人が、夜、急に具合が悪くなり救急車を呼ぶことになってしまった。あたりは真っ暗だったが、少し離れていてもフラッシュライトを振って合図をしたので、すぐにこちらの存在に気が付いてくれた。

 余談だが、南方仁はフラッシュライトで命拾いをしている。

 さて、色々な場面で役に立つフラッシュライトだが、その値段はピンからキリまである。下は「100均」あたりでも買い求めることができるだろうし、上は、軍隊などで使用されているものであれば数万円するものもある。

 一番は自分で手にとって大きさや重さなどを確かめて購入できるのが良いが、なかなかそのような機会が作れない場合は通販などを利用するのも一つの手である。

 私も、アウトドアショップなどで直接手にとって購入したものもあれば、通販などで購入したものもある。ただ、注意したいのはヤフーのオークションなどを利用して購入したものもいくつかあるが、大失敗だった。

 写真は質実剛健そうに映っているが、おそらく中国製なのだと思うが、写真だけで購入してしまうと、実際に使用してみるとスイッチがなかったりなどどうにもならないものもあり「これ、使えない!」ということになる。

 さて、いろいろと購入してきたが、現在、デイパックに入れて常に携帯しているのは「Fenix P3D」というフラッシュライト。明るさと大きさが購入の決め手となった。これよりもコンパクトなものはたくさんあると思うが、「手元だけを照らせる明るさ」では、いざというときに役に立たないことも多い。例えば、4~5mくらい離れた人がしっかりと照らすことができるくらいの照度はほしい。

 このライトは手元の本が読めるような明るさから、6mくらい先の人がしっかりと確認できる明るさまでいくつかのモードがあり、それにプラスして点滅モードもある。必要にして十分なフラッシュライトである。いつか「これがあって本当に助かった!」というときが来るかもしれない。

 しかし、改めてアマゾンで価格を調べてみたのだが、「あれっ、こんなに高かったかな?!」という金額になっている。確か7,000円くらいだと思ったのだが…。

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